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国家資格
気象予報士
気象庁から提供される数値予報資料や、ひまわり・気象レーダーなどからの様々な観測データを基に、天気を予報する気象のエキスパート。受験資格は特にないので若年者の合格者が出ることもあるが、その合格率は5%前後で難関国家資格のひとつ。試験では大学の一般教養レベルの数学や物理学の知識も問われるため、理系教科が得意な学生はその力を生かせる。気象予報士の資格を生かせる職場には、民間の気象予報会社やテレビ局・ラジオ局、気象庁だけでなく、空港といった航空業界や防災関係の地方自治体などがある。
国家資格
土壌汚染調査技術管理者
重金属や有機化合物などによる土壌汚染状況調査に関する手続きや調査方法の設計などに携わる者を選任するための資格。土壌汚染状況調査を行う指定調査機関には、設置が義務づけられている。受験資格はないが、技術管理者証の交付には3年以上の実務経験などが必要となる。
国家資格
食品衛生管理者(任用資格*)
*公務員などが特定の職種・業務に任用される際に必要となる資格。
粉乳・食肉製品・放射線照射食品・食用油脂などを製造・加工する施設では、食品衛生管理者を置くことが義務づけられ、添加物や製造・加工の衛生に関して管理・指導を行う。資格試験はなく、大学で畜産学・水産学・農芸化学などの課程を修めて卒業することなどで任用資格*を取得できる。