進むグローバル化 -国や大学の取り組み-
大学のグローバル化と若者の留学促進
日本政府は「日本再興戦略-JAPAN is BACK」の中で、2020年までに外国からの留学生の受入れを30万人にするとともに、日本の大学生の海外留学を12万人に、高校生の海外留学を6万人に倍増する目標を掲げ、「トビタテ!留学JAPAN」と題した留学促進キャンペーンや、高校・大学を対象とした「スーパーグローバルハイスクール(SGH)事業」「スーパーグローバル大学創成支援事業」などを実施してきました。
これらの事業の成果もあり上昇基調にあった日本人大学生の留学数ですが、新型コロナウイルスの影響を大きく受け、2020年度には前年度比 2%まで減少する結果となりました。


独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
2021(令和3)年度日本人学生留学状況調査結果より
そのような中、教育未来創造会議第二次提言(2023年4月27日)において、2033年度までに日本人学生(高等教育段階)の海外留学者数を38万人にまで引き上げることを目指す、と発表しています。
「トビタテ!留学JAPAN」では、2023年度~2027年度を第2ステージとして新たなビジョン「日本の若者が世界に挑み、“本音と本気”で国内外の人々と協働し、創造と変革を起こす社会」およびコンセプト「Challenge, Connect, Co-Create」を掲げ、新たなグローバルリーダーを輩出しようとしています。
- トビタテ!留学JAPAN
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意欲と能力ある日本の大学生が、海外留学に一歩踏み出すムードを生み出そうと2013年度よりはじめられた留学促進キャンペーンです。主な取り組みのひとつである「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム~」では、民間企業からの支援や寄付をもとに「グローバル人材育成コミュティ」を形成し、将来世界で活躍できるグローバル人材の育成を目指しています。
- スーパーグローバル大学創成支援事業
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大学改革と国際化を推し進め、国際通用性、国際競争力の強化に取り組もうとする大学を財政的に支援する事業です。対象事業はタイプAとタイプBの2つあります。タイプAは世界レベルの教育研究を行うトップ大学が対象で、13大学が選ばれました。タイプBは日本のグローバル化を牽引する大学が対象で、24大学が選ばれました。
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