河合塾の大学入試情報サイト

生物基礎

共通テストに向けてどのような学習を行えばよいのか、河合塾講師からの学習アドバイスをご紹介します。また、共通テストの設問別分析や平均点の推移などをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

河合塾講師からの学習アドバイス

生物基礎学習アドバイス

1.教科書内容をしっかりと理解しよう
まずは教科書に記載されている基本的な知識や用語を理解し、覚えておく必要があります。知識問題の中には、やや詳細な知識を必要とする問題や、知識に加えて考察を要する問題もあります。これらの問題に対応するためには、教科書の本文だけでなく、「図・表」、「観察・実験」、「参考(コラム)」、「探究活動」なども含めて十分に理解しておく必要があります。
2.大学入試問題などの演習を通じて、共通テストに対応できる力を養おう
共通テストでは、「設問文や選択肢の文意を正しく理解する」、「与えられた図・表から必要なデータを抽出して分析する」、「仮説を立て仮説を証明するための実験を計画する」、「論理的に考察する」、「必要な数値を用いて正確に計算する」など、さまざまな力が要求されます。共通テスト対策問題集などの問題だけでなく、可能であれば入試問題などの演習を通じて、これらの力を養っておきましょう。

2025年度共通テスト「生物基礎」問題構成と設問別分析

問題構成

大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 生物の特徴 16 3 A 細胞、細胞周期、翻訳
3 B タンポポの再生、代謝
2 ヒトのからだの調節 18 3 A 心拍と呼吸の調節、神経系
3 B 免疫
3 生物の多様性と生態系 16 3 A 生態系
2 B バイオーム
合計 50 17
前へ
次へ

設問別分析

第1問
Aの問3では、DNAとmRNAの塩基数から、合成されるタンパク質のアミノ酸数を求める計算問題が出題された。Bでは、タンポポの根からの芽の再生が題材として扱われ、問5では、芽の再生に必要なエネルギーがどのように供給されるかを明らかにするための、仮説検証型の問題が出題された。
第2問
Aの問2では、運動に伴う心拍数と呼吸数の変化に関する考察問題が出題された。Bでは獲得免疫の仕組みが扱われ、問6では、異なる年齢層における予防接種の効果に関する考察問題が出題された。
第3問
Aの問2・問3では、生物の遺体(遺骸)の分解に関する問題が出題された。Bの問4では、アフリカからヨーロッパにかけて南北に引かれた線上に並ぶ、各バイオームの特徴を選択する問題が出題された。

共通テスト「生物基礎」平均点の推移

年度 2025年度 2024年度 2023年度 2022年度 2021年度
平均点 31.39 31.57 24.66 23.90 29.17
前へ
次へ
  • 2021年度は大学入学共通テスト第1日程の平均点
共通テスト 科目別学習アドバイス

PAGE TOP