歯学
※特派員のプロフィールはアンケート回答時点のものです。
何を学ぶの?
重要性の高まる口腔医療を担う
歯学とは歯やあごなど、口の中や周辺に関する健康科学。食べることや話すことは、健康な口腔があってこそ成り立つもの。歯学では歯の健康をからだ全体の問題として取り組むことが求められており、単にむし歯や歯周病の治療だけでなく、予防医療や再生医療などの研究が幅広く行われている。
歯学科は6年制で、1・2年次に一般教養とあわせて基礎歯学を学び、3年次から小児歯科学、予防歯科学など専門的な知識を修得していく。その後、5・6年次から臨床実習がスタートし、すべての科目を修了すると、歯科医師国家試験の受験資格が与えられる。
大学選びココがポイント
歯学部が設置されている大学は限られているため、各大学の特徴はおさえておきたい。専門性の高い分野ではあるが、研究分野が広がりつつあるので、所属する教授の専門やカリキュラムなどは事前に調べておこう。国家試験の合格率も大学選びのポイントの一つだ。
先輩たちの時間割
東京医科歯科大学 歯学部 歯学科 3年 S.S.特派員の時間割
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
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1限 | 感染と免疫 | 疫学(講義) | 実習 | 英語 | 彫刻 | - |
2限 | 最先端の研究の概要 | - | ||||
3限 | 医療社会学 | - | ||||
4限 | 病理学 | 疫学(実習) | 薬理学 | 薬理学 | 感染と免疫 | - |
5限 | - | |||||
6限 | - |
※3年次前期の時間割
おもしろい講義 「彫刻」
ワックスを彫刻刀で削って歯型を作ります。講義を聴く授業が多い中で、手を動かすことができ、図工のようで楽しいです。
こんな研究しています
広島大学 歯学部 歯学科 卒業 Luce特派員
歯周病原細菌が及ぼす早期低体重児出生への影響
卒論というものはなかったが、研究を行っていた。妊婦が重度の歯周病であった場合、その口腔内の歯周病原細菌P.gingivalis の産生するLPSにより、早期低体重児出生が引き起こされる。そのメカニズムを解明する。
細胞を使って、毎日思うようなデータが出ず苦労したが、その分研究が形になった時の喜びは大きかった。社会的にも意義のある内容だったと思う。