河合塾の大学入試情報サイト

2024年度入試を振り返る学校推薦型・総合型選抜の概況

私立大では近畿以外の地区で倍率1倍台前半

<図表2>は学校推薦型・総合型選抜の入試結果です。私立大では募集人員は前年から5%程度増加していますが、志願者数は増加しませんでした。また、合格者数の増加率は志願者数ほどではないため、倍率は昨年から0.1ポイントダウンの1.7倍になりました。地区別をみると、東北、九州地区など多くで志願者は減少しています。合格者は募集人員の拡大に伴って増えた地区があるものの、前年より減った地区も目立ちます。倍率は併願可能な大学が多い近畿地区を除き、1倍台前半、1.1倍となっている地区も3地区あります。私立大では、入学者の半数以上が推薦・総合型選抜で入学していますが、入試の倍率は2倍を切っており、選抜性が失われている大学も少なくないということがうかがえます。

<図表2>学校推薦型・総合型選抜の入試結果

国公立大
志願者数 合格者数 倍率(志/合)
2024 前年比 2024 前年比 2023 2024
国公立大計 69,938 103% 27,946 103% 2.5 2.5
国立大計 45,062 104% 17,478 102% 2.5 2.6
公立大計 24,876 102% 10,468 103% 2.4 2.4
前へ
次へ
私立大
志願者数 合格者数 倍率(志/合)
2024 前年比 2024 前年比 2023 2024
私立大計 479,824 100% 274,534 103% 1.8 1.7
地区別 北海道 6,807 98% 6,022 99% 1.1 1.1
東北 9,581 96% 8,308 99% 1.2 1.2
北関東・甲信越 10,301 95% 9,039 99% 1.2 1.1
首都圏 115,097 101% 81,415 102% 1.4 1.4
北陸・東海 44,356 104% 30,984 106% 1.5 1.4
近畿 266,710 100% 114,880 105% 2.5 2.3
中・四国 13,783 86% 11,382 95% 1.3 1.2
九州 13,189 98% 12,504 101% 1.1 1.1
  • 河合塾調べ 国公立174大学、私立512大学の集計(5/30現在)
前へ
次へ
2024年度入試を振り返る

PAGE TOP