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心理学

※特派員のプロフィールはアンケート回答時点のものです。

何を学ぶの?

心の動きを科学的に研究

「あの人は何を考えているのか」「彼はなぜあんな行動をとったのか」など、人間の行動や心の動きを科学的に分析し、心の法則性を導き出すのが心理学だ。人間の情報処理過程を解明する認知心理学、成長に伴う心の変化を研究する発達心理学などの「基礎心理学」と、犯罪心理学、産業心理学、教育心理学、カウンセリングや精神分析といった技法を用いる臨床心理学などの「応用心理学」がある。

心理学は実験・観察という実証的な研究方法が特徴だ。大学では各種調査法・検査法の実験や実習を行い、その意義や実施上の問題点などを学ぶ。得られたデータをコンピュータで分析、統計化するための実習もあり、数学的な要素も強い。

大学選びココがポイント

心理学は心理学部のほか、文学部・人文学部・人間科学部・福祉系学部にある心理学科、人間科学科などで学べる。教育学部にも教育心理学などの学科・コースが設置されている。

臨床心理士や公認心理師の受験資格取得には、指定された科目を修了できる大学院への進学が必要になる。特に公認心理師は国家資格であるため、めざす大学や大学院のカリキュラムが受験資格に対応するかどうか、よく確認してみよう。

先輩たちの時間割

中京大学 心理学部 心理学科 2年 しい特派員の時間割

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
1限 精神保健学 現代社会とジェンダー 公認心理師の職責 倫理学 臨床心理学概論1
2限 健康科学 社会心理学1 発達心理学概論1 フランス語応用1 福祉心理学
3限 心理学基礎実験演習
4限 人体の構造と機能及び疾病
5限
6限
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※2年次前期の時間割

こんな研究しています

法政大学 文学部 心理学科 卒業 NANA特派員

進化心理学からみた女性の身体的魅力について

女性の曲線美は一般的に「美」として認識されています。この感覚は多くのヒトが感じるものであることから、進化の過程で淘汰を経て残ってきた(適応してきた)感覚と考えられます。このような捉え方を進化心理学といいます。研究では女性の曲線美を研究対象とした関係で、WHR(Waist to hip ratio)を独立変数とした魅力研究を行いました。

卒業論文で行った対人魅力研究は、大きなくくりでいうと社会心理学の中の対人魅力研究に該当します。社会心理学は他の心理学よりも、「あるある」の考えや疑問を研究に落とし込むことが多いので、そういう意味でキャッチーな内容が多く面白いと感じています。研究なのでどうしてもリアルから離れてしまう部分はありますが、研究方法が実験であったりすると出来るだけリアルな反応をとらえられるので、やりがいもありました。また、個人の研究内容でいうと、そもそも対人魅力なかでも身体的魅力というものを扱う研究が日本では少ないため(タブー的な意味もある)、研究したこと自体が面白かったと感じていました。

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