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人間科学

※特派員のプロフィールはアンケート回答時点のものです。

何を学ぶの?

「人間」を総合的に研究

多様な側面を持つ人間を、既存の枠組みにとらわれず、さまざまな角度から総合的・科学的に研究する学問が人間科学だ。

人間を研究対象とするため、研究テーマや手法はさまざま。心理学、社会学、教育学を中心に、哲学、文化学、生物学、生命科学、健康科学など多岐にわたる。人間科学は多様な学問が結びついてできたため、学際色が強く、人間への関心やバランスの取れた知識・感性、幅広い視野が必要とされる。

大学では、「人間」について、何をどのように研究するかによって、専攻やコースが分かれている。学際的分野という人間科学の性質から、どの専攻に進んでも他専攻の授業を履修できるように柔軟なカリキュラムとなっているところが多い。

大学選びココがポイント

人間科学は人間科学科、人間関係学科、人間環境学科などで学べる。近年誕生した学科が多く、大学によって扱う問題のテーマや手法が異なる。大学案内などをよく読んで各大学の特徴を押さえておこう。

先輩たちの時間割

立命館大学 総合心理学部 総合心理学科 3年 しゃけむすび特派員の時間割

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
1限 経済と人間 神経生理心理学
2限 学習・記憶心理学 行動経済論 展開演習
3限 メディア心理学 心理学データ解析法Ⅱ 応用行動分析学
4限 英語S4 知覚心理学
5限 国内フィールドスタディ
6限
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※2年次後期の時間割

おもしろい講義 「知覚心理学」

錯視(俗にいうだまし絵など)や錯聴を切り口に、人間の知覚について学ぶ講義。人間はいかに間違った情報処理をしているのか、私たちが正しいと思って見ている世界は実は正しくないのかもしれない、といったことを考えさせられる。それまで普通だと思っていた感覚が実は人間の身体構造上の誤りによって生じている、といった驚きが毎回あり、とてもおもしろい。

こんな研究しています

甲南大学 文学部 人間科学科 卒業 みなみ特派員

対人関係と愛着の関係

人と知り合ってからより仲が深まるまでの間で、人とご飯を食べるなどを苦手とするような人に焦点を当てた。そのような人たちは、幼少期の親との愛着にどのような傾向を持っているのかを、アンケートをとり統計的に調査した。

自分の特性に近いような事柄を分析できるので、自分がどんな人かを客観的に分析することができる。また、他の人たちはどのように感じているかを統計で客観的に見ることができるのは、大学のゼミぐらいでしか出来ないのでとても面白かった。

講義紹介:地域実習K

講義で学んだ基本的な内容について、地域活動への参加を通して実践的に深めていく。沖縄県石垣市の年中行事に参加し、文化資源の継承とコミュニティ形成とのかかわりを考える。あわせて、文化観光の視点から、地域の多様な資源の活用、文化観光による地域振興の取り組みなどについて、体験的に理解することをめざす。
(青山学院大学 コミュニティ人間科学部)

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