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生物学

※特派員のプロフィールはアンケート回答時点のものです。

何を学ぶの?

生命の不思議を探究

生物学は、細菌や微生物から植物、動物に至るまで、地球上のあらゆる生物を対象に、生命現象のメカニズムを解明する。動植物の生育と環境とのかかわりを研究する生態学、生物の形態や構造、発生について研究する形態学・発生学などのほか、分子や遺伝子レベルで生命をとらえる分子生物学、その手法を用いて遺伝現象を解明する遺伝学、生命現象を機能の側面から研究する生理学などの分野が発展している。また、ほかの学問分野と融合してクローン、再生医療なども扱う。

大学では、まず化学と生物の基礎をじっくり学んだ後、自分の研究したい分野へ進んでいく。いずれの分野も、理論だけでなく実験や観察が研究の基本となるため、実験・実習が多く、野外調査や臨海実習をカリキュラムに組み込んでいる大学も多い。

大学選びココがポイント

理学部に設置されている生物学科、生物科学科が中心となる。研究テーマが広いため、自分が学びたい対象の研究が行われているかを大学案内などで確認しておこう。実験・実習の比率が高いので実験施設の充実度もチェックしておくとよい。

先輩たちの時間割

埼玉大学 理学部 分子生物学科 2年 Y.I.特派員の時間割

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
1限 言語学概説 教育方法・課程論 言語学概説
2限 生物英語Ⅱ 生徒・進路指導論 Academic English Skills
3限 基礎生物学実験 分子生物学概説 教育心理学概説
4限 タンパク質生化学 特別活動論
5限 基礎生化学
6限
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※2年次前期の時間割

こんな研究しています

奈良女子大学大学院 人間文化総合科学研究科 修士課程 ラム特派員

繊毛虫の接合に関する研究

繊毛虫は普段は無性生殖を行いますが、飢餓状態になると有性生殖(接合)を行います。接合型(性別)は見た目では判断できませんが、異なる接合型間で接合します。その接合型がどのようにして決定されているか、どのように相手(異なる接合型)を認識しているか、まだ不明なことが多いのでその遺伝子や機構を明らかにしようとしています。

私たち人間も男、女と性別があり、他の生物もオス、メスというように分かれています。なぜ、どのように性別が誕生したのか、その進化の過程やメリットについて、未知の部分を明らかにできることはとても魅力的な内容だと考えています。

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