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法学

※特派員のプロフィールはアンケート回答時点のものです。

何を学ぶの?

社会生活で必要なルールや規範を学ぶ

人間は一人では生きられない。他者とかかわりながら社会生活を営んでいくためには、一定の決まりごとが必要だ。法学はこうした社会のルールについて学ぶ。法律家になるための学問と思われがちだが、法学を学ぶことで身につけられる法的なものの見方(リーガルマインド)は、一般社会でも必要性が増している。

法学では、憲法・民法・刑法などの六法を中心に、現実社会で生じる問題に対し法律をどう解釈・適用し解決を図っていくかを学ぶ。また、法哲学や法制史など、法の理論や歴史についても学ぶ。

情報技術の飛躍的発展により、フェイクニュースや個人情報の漏洩などインターネットをめぐる問題が頻発するなか、情報化社会の問題を法的に考える情報法分野の重要性は増している。また、コンプライアンス(法令遵守)の時代において、企業経営での法律知識の重要度も高まっている。国内にとどまらず、環境問題や難民、貿易など国をまたぐ法的問題に対応するルールの制定も求められており、法に課せられている使命は大きい。

大学選びココがポイント

法学を学べる学部・学科は多くの国公立大・私立大に設置されており、経済学部や経営学部の経済法・経営法学科などでも学ぶことができる。

法曹(裁判官・弁護士・検察官)をめざしている人は、法科大学院への進学を視野に入れた大学選びをしよう。

先輩たちの時間割

京都大学 法学部 2年 まいまいかぶり特派員の時間割

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
1限 スポーツ実習
2限 民法 物権 憲法 基本権 文献講読 法学 憲法 基本権 民法 物権
3限 刑法 総論 特別講義 現代社会と裁判 刑法 総論
4限 政治過程論 第二外国語 政治過程論 第二外国語
5限 経済学 (一般教養科目)
6限
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※2年次前期の時間割

おもしろい講義 「現代社会と裁判」

かつて地方裁判所などで裁判官、裁判長を実際に勤めていた方々が、自らの経験に基づき、裁判制度や裁判観を語ってくださる。近年話題になっている裁判員裁判や、裁判における手続等の電子化など、普段の法学講義では扱われないトピックの理解が深まり、面白い。

こんな研究しています

東京大学大学院 人文社会系研究科 修士課程 シャルル53世 特派員

著作権法が改正される際に、どのような主体がどれだけ議論に影響力を及ぼしているか

法律が作られるにあたって民主的なプロセスを経ることは当然重要なわけだが、必ずしも全ての法がそのように健全な過程で作られているわけではなく、行政官僚や利益団体の恣意的な議論によって形作られてしまうことがある。著作権法もその例の一つに当てはまり、国民に広く影響する著作権法がどのように作られているか、また誰によって強く影響されているかは明瞭ではない。しかし民主性の観点から検証されるべきことではあるため、改正プロセスの透明化を目的として研究を行っている。

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