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資源・エネルギー工学

※特派員のプロフィールはアンケート回答時点のものです。

何を学ぶの?

次世代のエネルギーや環境問題について考える

資源工学は、採鉱・冶金(やきん)学、鉱山学などから発展した学問で、資源の探査・開発、環境保全などをめざす。今日では、資源の開発と利用に伴う環境問題、資源リサイクリングなど地球的規模の将来を視野に入れた研究も行われている。

エネルギー工学は、エネルギーの生産と利用に関する基礎研究と応用に取り組む学問だ。太陽光や風力などの再生可能エネルギー源の活用、バッテリーや燃料電池などのエネルギー貯蔵技術の開発、エネルギー効率の向上をめざす機器や建物の設計まで、応用例は多岐にわたる。

資源・エネルギー工学はSDGs(持続可能な開発目標)にも関連が深く、エネルギー・環境問題が深刻になりつつある現代に必要不可欠な学問といえる。

大学選びココがポイント

資源・エネルギー工学は工学部や理工学部に設置されているエネルギー工、環境資源工などの学科で学べる。ただし、「資源」「環境」という名が付く学部・学科は多いので、自分の興味のある分野や研究したい問題をよく考えて、自分に合った学部・学科を探そう。

先輩たちの時間割

名古屋工業大学 工学部 創造工学教育課程 材料エネルギーコース 2年 ピンク特派員の時間割

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
1限 高分子化学 分析化学 化学工学 無機化学
2限 心理学 基礎有機化学II 実践問題解決 システム理論
3限 物理化学 物理学実験 生化学 Academic English
4限
5限 研究室ローテーション
6限
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※2年次前期の時間割

こんな研究しています

早稲田大学大学院 創造理工学研究科 修士課程 K.W.特派員

リチウムイオン電池正極材をリサイクルするための革新的な分離技術

使用済みのリチウムイオン電池の正極材をリサイクルするための技術を研究した。正極材にはコバルト(Co)やニッケル(Ni)などの、経済的な価値の高い金属が用いられておりこれを分離・回収してリサイクルすることが求められている。従来は高温で焙焼したり酸を使って溶解させるなどの分離手法が採用されているが、私の研究では高い電圧を印加することでこれらを分離する技術を用いた。実用化に向けて、技術の課題を明確にし解消していくことが主な研究の内容であった。

社会的な注目が高く、多くの企業がこの技術について興味を持ってくれていた。実際、研究室に見学に来られる方も多く、いくつかの企業とは共同研究をさせていただいた。

講義紹介:環境資源工学実験B

鉱物・石油資源の探査・開発・処理や廃棄物資源の処理の工程で発生する環境問題の対策に関連する理論について、さまざまな実験を通して学ぶ。
(早稲田大学 創造理工学部)

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